茶臼岳は、1408年から1410年(室町時代)にかけて激しく噴火し、この噴火により硬化した安山岩のドームができ、現在の山頂を形成しています。この噴火では180人以上の犠牲者を出したと言われています。1881年には、福島県白河市まで灰が降るほどの大噴火がありましたが、その後も降灰を伴う小規模な噴火などの火山活動が続いています。茶臼岳最大の噴気孔は、通称「無間地獄」として知られています。その名前が示すように、絶えることなく噴気があがり強い硫黄臭と蒸気の雲が漂っています。付近では、硫黄の黄色い結晶を見ることができます。
茶臼岳の山頂へは、登山道や那須ロープウェイを使って行くことができます。