那須連山は、那須五峰(那須岳と総称されることもある)を中心とした火山群で、その美しい稜線や、何度来ても飽きさせることのない多様な山の表情は、人々を魅了してやみません。
那須五峰とは、茶臼岳(1,915 m)、朝日岳(1,896 m)、三本槍岳(1,917 m)、南月山(1,776 m)および黒尾谷岳(1,589m)を指します。
那須連山は那須火山帯の南端に位置しており、50万年前に甲子旭岳(1,835 m)で始まった火山活動によって形成されました。30万年前、三本槍岳で噴火が始まり、20万年前から10万年前のあいだに、二岐山(1,554 m)、朝日岳、そして南月山が形成されました。朝日岳と南月山の間に形成されたカルデラ内で、16,000年前に噴火が始まり、度重なる噴火活動の結果、現在の茶臼岳ができました。