那須御用邸は夏の避暑地として大正15年に設置されたものです。
1923年、当時皇太子であった昭和天皇(1901〜1989)が初めて那須温泉を行幸された際、山々と高原の美しい景観に大変感動され、那須に御用邸が建設されました。竣工時には1か月間ご滞在され、滞在中に初めて茶臼岳に登られています。
昭和天皇に続く歴代の天皇方も、夏になると御用邸でご家族とともに過ごされており、上皇上皇后両陛下のご滞在中には、お二人で御用邸内の散策などを楽しまれることもあります。那須御用邸には、天皇御一家も御静養に来られるほか、秋篠宮御一家が御一緒されることもあります。滞在される時には、散策や登山を楽しまれるなど、御家族での大切なひと時を過ごされます。