4月も下旬になりました。今年は那須高原もかなり早い春の進み具合ですね。
冬期通行止めも解除になりましたので那須塩原市にある「沼ッ原湿原」の自然情報をご紹介します。
沼ッ原湿原とは…
那須連山の西端標高1,230メートルに位置し、東西約250メートル、南北約500メートルに広がる亜高山の湿原です。
秘湯三斗小屋温泉や南月山、白笹山(至茶臼岳)への登山口にもなっています。
植物は約230種確認されています。
主なもの
春:ザゼンソウ、ハルリンドウ
初夏:ズミ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ
夏:ノハナショウブ、アカバナシモツケ
初秋:タムラソウ、エゾリンドウ など
(那須塩原市HP抜粋 http://www.city.nasushiobara.lg.jp/22/002575.html )
湿原に下りて最初に目にしたのは、かなり水量の少ない(ほぼ干上がっています?)水路。
今年は雪も少なく、雪解けも早かった為かこんな早い時期に水がない状況でした。
そんな中でも生き物の営みは始まっており、わずかに水の残る場所には『クロサンショウウオ』の卵塊がそこかしこに見受けられました。
さらに足元をよーーーーく見て行くと『ヒメイチゲ』
『ショウジョウバカマ』少しだけ咲き始めてました。
そして・・・見つけました!!!『ザゼンソウ』
通行止め解除後早い時期に来ないとなかなか見られないのです。
早いとは言えやはり沼ッ原は標高も高く春色鮮やかになるまでもう少しかかりそうですね。
今の葉の少ない時期は山や、野鳥が良く見え、気持ちの良い散策路となっています。
ちょっとした散策や息抜きにぜひ行ってみてください。
(中出ナカデ)